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高年齢層を狙うZerA NEXONとNCSoftの対決

日本のマビノギコミュニティでも少し話題になった、韓国NEXONが開発中のMMORPG「ZerA」は、本格派を感じさせるリアルなグラフィックで、カジュアルなゲームの多いNEXONのイメージとは違ったゲームになりそうです。

3年で100億ウォン、開発者100名(NEXON総社員約500名)という多大な開発コストを投入するこのゲームは、NEXONの今後の戦略を端的に表しています。
創業以来オンラインゲーム事業を手がけてきたNEXONですが、自社開発のタイトルは決して多くなく、初めての作品である風の王国以来、マビノギが登場するまではすべて他社の開発によるゲームで、このZerAが自社開発の第3弾となります。

NEXONは元々、数多くのラインアップを抱えていたこともあり、昨年、ゲームポータル事業を始まるや、この分野で先行していたNHNやネットマーブルなどとすぐに並ぶほどの業績をあげ、一躍ゲームポータルはNEXONの主力事業となりました。

しかし韓国NEXONのラインアップを見ると、メイプルストーリー、カートライダーなど、爆発的な人気を誇るタイトルが並びますが、ほとんどが小学生から20歳くらいまでの10代の年齢層をターゲットとしたゲームです。
逆に韓国で人気のリネージュ2やWoWのようなリアルなグラフィックと戦闘を重視した本格的なMMORPGは、NEXONのウィークポイントです。
マビノギの登場時にも、従来のユーザーよりも上の年齢が狙えるという話が出ていましたが、マビノギの場合はこうした韓国でいうところの本格的なMMORPGとは趣が異なることもあり、ユーザー層も異なります。
そのために長年、NEXONはオンラインゲームではNCsoftの後塵を拝してきました。

実際に、ZerAのインタビューでNEXONの開発事業部長も、社内で高い年齢層を取り込む必要があるという意見が出た、という発言もあり、ZerAにはNCsoftのメインユーザー層をターゲットのひとつとして考えられているようです。
折しも、タイミングを計っていたかのように、創業者のキム・ジョンジュ氏が初めてマネージメントの表に出てくることも加えて、話題性もあります。

ZerA自体はまだβテストも行われて折らず、現時点ではプレスリリース程度しかわかりませんが、10日よりクローズドβの募集が開始されていますので、テストが始まれば詳細が明らかになっていくとおもわれます。

その一方で、NCSoftも逆にNEXONの得意分野であるゲームポータル事業へと進出を図っています。
昨年から急激に市場を拡大しているカジュアルゲーム分野が狙いで、NEXONとは逆にこの分野にはNCsoftは弱く、以前にも参入に失敗した経験を持ちます。
その経験もあってか、これまでの自社開発から他社へのアウトソーシングも積極的に行うとのこと。
ライトゲーマー層がターゲットとというように、明らかにNEXONのメイプルストーリーのユーザー層を狙ったようなゲームなどが投入される予定です。

両社では3Dモバイルゲーム事業でもライバル関係にあり、早くもメディアでは全面戦争かと表現されていますが、10日はGravityとSonnoriも提携してゲームポータルへ進出することを発表しており、来年には更に激しい競争が予想されます。


参考リンク:
ZerAオフィシャルサイト(韓国語)
エヌシー・ソフト VS ネクソン "一戦交えよう"(ソウル経済:韓国語)
NEXON「ZerA」続報 各種システムが判明(4Gamer)
NCsoftゲームポータルの6タイトル詳細(4Gamer)

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